成長中のベンチャー企業は、優秀な社員が集まり、業務レベルも高く、投資家もついて日々のKPIがとても高く、ついていけないと居場所がなくなるような厳しい環境です。
ベンチャーについてけないと悩む人は、自分がベンチャー企業で働く目的を見直すべで、そのままベンチャーで歯を食いしばって頑張るか、ついてける業務ができる企業に転職するか考えましょう。
この記事では、ベンチャーで働いていく上でのメリットとデメリット、ついていけない場合、退職すべき基準について解説します。
ベンチャーでついていけない時でも耐えて仕事をすべき場合
ベンチャー企業で働くのは、今後のキャリアの上でかなりのメリットがあると思っています。
僕もIT系ベンチャー企業の新規事業立ち上げの0→1から、1→10あたりまでマーケティング職としてがっつり働いていました
メリットはかなりあり、僕はベンチャーで頑張って良かったと今では思えますが、当時は辛い時もありました。
ベンチャーでついていけない時でも耐えるて仕事をするメリットは下記の通り。
・ついてけいないレベルで働くと、他がヌルゲーになる
・上場間近ならストックオプションがもらえる可能性あり
順番に説明します。
ベンチャーでは同僚のレベルが高く、圧倒的に成長できる
実際についてけないと感じている人なら実感している人もいると思いますが、ベンチャー企業では同僚のレベルが高く、圧倒的に成長できます。
僕が働いていたベンチャーでも、同僚は自分でビジネスをしていた人や、誰でも知っている企業から移ってきた人がいて、レベルがかなり高く、一緒に働いていて自分の無力さが常に思い知らされていました。
20代前半で、毎月数億の広告運用をして、バリバリ利益作っている同僚がいたりと、レベルの差が大きすぎて辛かったですね…w
ただ、そんな同僚から吸収できることは非常に多く、ついていけないながらも自分もどんどん成長している実感が湧きます。
自分がやりたい仕事内容で、圧倒的に成長できると感じているのであれば1-2年くらいは頑張って成長してから退職したほうが良いです。
朗報なのですが、ベンチャーで成長した上で、自分のスキルを転職エージェントに送ると、思いもしないような大企業から高年収でのスカウトが来ます。
ベンチャーで数年働くことで他の人の10年分以上の成長ができるので、精神と時の部屋だと思って耐えるのもアリですね。
ついてけいないレベルで働くと、他がヌルゲーになる
ベンチャー企業は精神と時の部屋(ドラゴンボールネタですみません)と同じで、普通の企業で働いてく10年と、ベンチャーでの1-2年が同じです。
ついていけないレベルで頑張れると、他の企業が完全にヌルゲーになります。
メジャーで活躍していたイチローが、草野球に転向するような感じですね。
イチローほどでなくても、プロ野球で無名の選手でも草野球では英雄になれます。
それと同じで、ベンチャー企業でついていけないくても、そのスピード感で仕事をした経験があると、他の企業での仕事は余裕になります。
まだ頑張れるのであれば、ベンチャー企業にいても良いですし、もし本当に辛いのであれば、ヌルゲー会社で高年収で雇ってもらいましょう。
仕事に行くのが怖い時は逃げるのもあり【勇気を出す必要なし】で書いていますが、ついていけなくなってストレスで会社が怖いと感じるほどなら、辞めましょう。
ベンチャーで培ったスキルと知見はどこでも通用します。
上場間近ならストックオプションがもらえる可能性あり
まだ上場していなくて、上場しそうな雰囲気があるなら、ストックオプションをもらえるまで耐えましょう。
上場するタイミングでベンチャー企業で働いているならラッキーで、巨大なボーナスがもらえます。
これはそれぞれのベンチャー企業によるのでなんとも言えませんが、ストックオプションが出るまで耐えたほうが良いですね。
ベンチャー企業でついていけなくて精神的に疲れているなら辞めるべき
いくら成長できると言っても、ついてけないことを悩んで、精神的に参ってしまっているのであれば早く辞めたほうが良いです。
ベンチャー企業は、投資家によって常に尻を叩かれながら、茨の道を進んでいくものなので、振り落とされて退職する人はたくさんいます。
毎日残業、休日も作業して仕事をしなければならなかったり、ノルマが厳しすぎる場合もあります。
VRやIotだったり、注目されている分野のビジネスならまだ未来がありますが、ほぼブラック企業です。
ついていけない以外に、もし毎日残業してもらえる給料が少なかったら辞めるのもありです。
毎日残業してたら働きすぎ【時給1000円です】でも解説していますが、月手取り20万円で毎日残業していたら時給は1000円ですよ。
すき家バイトの方が毎日残業ベンチャーよりも高収入です。
ベンチャーについていけなくても、他の企業ならうまくいく
先ほども説明しましたが、ベンチャーの仕事のスピードからしたら大企業や普通の企業はヌルゲーです。
ベンチャーでついていけないからと、他の企業でもうまくいかないわけでありません。
むしろ活躍できるエース級社員になれる可能性があります。
特に大手企業になると、施策を行うために、法務チェック、コンプラチェック、デザインチェック、その他もろもろの部署をたらい回しにされ、1件のWebページを公開するのに1ヶ月以上かかったりします。
その間普通に暇ですよね。
でも大手企業では当たり前だったりします。
辛くて腹痛や吐き気など、体に影響が出てきているなら、辞めてヌルゲーで活躍するのも良い選択肢です。
成長したいけど、まだベンチャーで成長できた実感がないなら、とどまるべきで、ついていけないストレスで辛く、環境を変えたいなら転職しましょう。
ベンチャーに入った当時の目的を再確認して、適切な選択をしましょう。
ベンチャー出身なら、給料が上がる場合が多いので一旦転職エージェントにスキルを提出してみるのも良いでしょう。
以上です。